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甲状腺の病気 - 悪性結節

濾胞癌

甲状腺の癌の中で、乳頭癌の次に発症する確率が高いものとして「濾胞癌」があります。「濾胞」というのは甲状腺の役割のところでも少し触れましたが、身体の中の組織、特に甲状腺に代表される内分泌器の組織の中で、いくつかの細胞が集まって完全な袋状となり閉じているもののことで、甲状腺の他にも卵巣や脳の下垂体などに見られるものです。

中に液体が溜まるところも含めのう胞と似ていますが、濾胞はあくまでも甲状腺などの器官を形作るうえで自然にできた「本来あって普通なもの」で、のう胞は身体に何か異常があって腺腫が作られた結果、一緒にできることのある袋状の物質なので別の存在だといえます。

乳頭癌の次に発症する確率が高いといっても、乳頭癌が8割に対して濾胞癌は1割前後しかありません。また乳頭癌を発症する年齢が30~50代なのに対して、濾胞癌の方は40~60代と比較的高齢です。濾胞癌も乳頭癌と同様、進行するスピードはゆっくりでおとなしく、結節ができる以外特に身体に影響を与えるような種類の癌ではありません。

しかし乳頭癌とは逆にリンパ節への転移が少ない代わりに、血流に乗って肺や骨など離れた箇所に転移する可能性があります。また濾胞癌の細胞は良性の濾胞腺腫と非常に似ており、細胞を診る「細胞診」だけでは濾胞癌だと分からないことが多いため、乳頭癌に比べると少し悪性の癌であるといえます。

ですが例え他の箇所に転移しても、これらの進行速度も大して速いものではないため、早期に発見して早期に治療を行えば治る確率はかなり高いものだといわれています。

甲状腺と分泌されるホルモン

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